ご挨拶

静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」
名誉館長 近藤誠一

「三保松原」は、万葉の昔から白砂青松と霊峰富士の眺望の素晴らしさで全国にその名を知られており、これまでにどれほどの日本人がこの景色に感動し、魂に刻んできたかは現代に伝わる数多くの詩歌、絵画が如実に証明しています。
そしてその顕著な普遍的価値が認められ、平成25年6月に世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として登録されました。

このたび完成いたしました「静岡市三保松原文化創造センター」は、「三保松原の玄関口の施設」として名勝及び世界文化遺産構成資産としての価値や魅力、松原保全の大切さをみなさまにわかりやすくガイダンスし、後世に継承する役割を果たしていきます。
それに加え、これまで「三保松原」が芸術の創造にインスピレーションを与えてきたように、「三保松原」で新しい文化の創造につながるような活動を行っていく 「未来志向の施設」にしていきたいと考えております。

みなさまのご来館を心よりお待ち申し上げます。