クロマツってどんな木?
2019年02月28日
日本の本州に生育するマツ属には、アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ(ヒメコマツ)、チョウセンゴヨウ、ハイマツがあり、海岸部にはクロマツが多い。
三保松原には約3万本のマツが生育しているが、そのうちのほとんどがクロマツである。ところどころにアカマツやアカマツとクロマツの交雑種(アイマツ)があり、外国産のマツが植えられているところもある。
クロマツとアカマツの見かけはよく似ているが、クロマツの方が葉が硬く、樹皮が厚い傾向がある。栄養の乏しい場所で育つクロマツは、様々な種類の菌根菌(キノコ)と共生しているが、秋の味覚で有名な松茸の菌根菌と共生するのはアカマツなので、三保松原では松茸に出会えない。
みほしるべ2階 世界の人々の身近にあるマツ解説パネル
みほしるべ2階 三保松原の松解説パネル