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R5.9.16~R5.11.12 企画展Ⅱ「エレーヌ夫人と能『羽衣』」

フランス人の舞踊家 エレーヌ・ジュグラリス(1916-1951)は、1940年代に日本の能に出会い魅了され、能と日本文化の研究に情熱を注ぎました。夫のマルセルや日本研究者達の支えのもと、謡曲「羽衣」の翻訳を完成させ、1949年にパリで「羽衣」の上演を成功させました。エレーヌの公演は好評を博しましたが、1951年に、病のため35歳の若さで亡くなりました。彼女の死後、三保松原に訪れたマルセルから話を聞いた人々は感動し、旧清水市と市民が協力し「羽衣の碑(エレーヌの碑)」を建立しました。
今回の企画展では、エレーヌを顕彰することから始まった「羽衣まつり」が今年の10月に40回目を迎えることを記念し、エレーヌや三保羽衣薪能に関する資料や写真の展示のほか、1952年の「羽衣の碑」除幕式の記録映像を上演します。

会期:令和5年9月16日(土)~令和5年11月12日(日)
時間:9時00分~16時30分
料金:無料
場所:みほしるべ1階展示室

【関連イベント】

■講演会「エレーヌ夫人が魅せられた能『羽衣』」
長年「羽衣まつり」に関わってきた能楽師と、エレーヌ夫人の研究者による能「羽衣」をテーマにした講演会です。
内容:「能『羽衣』でつなぐ地域文化の価値創出」
講師 佐野登氏(宝生流能楽師シテ方)
「舞踊家エレーヌ・ジュグラリスの生涯と能『羽衣』への想い」
講師 脇田泰子氏(椙山女学園大学教授)
日時:令和5年10月1日(日)
時間:13時30分~16時10分
場所:みほしるべ2階会議室
定員:30名(申込順)
申込:9/7(木)8:00~電話で静岡市コールセンターへ(054-200-4894)

■ワークショップ「扇型の飾りを作ろう!」
三保松原の風景や、エレーヌ夫人の使用していた扇の柄をもとに、扇型の飾りを作ります。
日時:令和5年10月15日(日)、10月29日(日) 10時~15時 随時受付
場所:みほしるべ2階会議室
定員:各日25名(無料・先着順)※定員に達し次第終了

企画展チラシ(PDF)はこちら