富士三保清見寺図
寛文8年(1668)

狩野探幽(1602~1674)は、狩野派の従来様式を一変する新様式を生み出し、江戸時代の絵画史に大きな影響を与えた江戸時代初期の絵師。本作は、三幅で一対となっている掛け軸で、中央の幅に富士山、左右の幅に清見寺と三保松原を描いた作品である。三保松原の上には月、清見寺と思しき建物の周囲には紅葉した木々が描かれ、淡い青色の海がさわやかな印象を与えている。
寛文8年(1668)
狩野探幽(1602~1674)は、狩野派の従来様式を一変する新様式を生み出し、江戸時代の絵画史に大きな影響を与えた江戸時代初期の絵師。本作は、三幅で一対となっている掛け軸で、中央の幅に富士山、左右の幅に清見寺と三保松原を描いた作品である。三保松原の上には月、清見寺と思しき建物の周囲には紅葉した木々が描かれ、淡い青色の海がさわやかな印象を与えている。