秋景富士三保清見寺図
元禄12年(1699)

狩野常信(1636~1713)は、狩野探幽の弟である尚信(なおのぶ)の長男で、江戸時代前期の狩野派を代表する絵師。本作は、富士山を日本平方面から望み、右方に三保松原、富士山の麓に清見寺を配置した伝統的な構図の富士山図である。山や霞などは淡い墨、紅葉と松は彩色で描かれている。右上には、近衛家熈(このえいえひろ)(1667~1736)筆の歌を伴っている。
元禄12年(1699)
狩野常信(1636~1713)は、狩野探幽の弟である尚信(なおのぶ)の長男で、江戸時代前期の狩野派を代表する絵師。本作は、富士山を日本平方面から望み、右方に三保松原、富士山の麓に清見寺を配置した伝統的な構図の富士山図である。山や霞などは淡い墨、紅葉と松は彩色で描かれている。右上には、近衛家熈(このえいえひろ)(1667~1736)筆の歌を伴っている。