芸術の源泉 三保松原

富士

明治38年(1905)

富士と三保とをセットで描く絵画の系譜は、室町時代に成立して以降、近代までもつながる。三保松原を視野に収めつつ、駿河湾越しに富士を遠望する本作も、まさしくそこに連なるもの。巧みな空気遠近法による奥行きの表現には高い技術が見られ、田畑や潮目の表現も的確で破綻がない。明治初期洋画の先駆者としての五姓田の技巧が、伝統的画題と結びつき、油彩による見事な名所絵として結実した。

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