富士薩捶清見三保図蒔絵印籠
享和2年(1802)~明治4年(1871)
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勝軍木庵光英の得意とする高蒔絵によって、小さな印籠の器面全体に細密な文様が施されている。表面には頂きに銀蒔絵を施した富士山が表され、裏面には左側に塔の建つ清見寺が、その右下には羽衣伝説のある三保松原が描かれる。駿河湾から臨むこの景色は、東海道沿いの名勝の一つとしてしばしば取り上げられるモティーフである。
享和2年(1802)~明治4年(1871)
勝軍木庵光英の得意とする高蒔絵によって、小さな印籠の器面全体に細密な文様が施されている。表面には頂きに銀蒔絵を施した富士山が表され、裏面には左側に塔の建つ清見寺が、その右下には羽衣伝説のある三保松原が描かれる。駿河湾から臨むこの景色は、東海道沿いの名勝の一つとしてしばしば取り上げられるモティーフである。