芸術の源泉 三保松原

望嶽図

江戸時代(19世紀)

平井顕斎(1802~1856)は、榛原の豪農の家に生まれた静岡ゆかりの絵師。本作は、賛も含めて伝雪舟《富士三保清見寺図》(永青文庫蔵)を模写したもの。富士山図の名品として知られた伝雪舟画は、江戸期を通じて多くの絵師により写しが作られている。くり返し模写され、規範化されることで、後代に絶大な影響を与えた。

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