駿河湾富士遠望図
寛政11年(1799)
駿州矢部の補陀落山(現在の静岡市清水区・鉄舟寺)から望んだ景観を、絹地に描いた油絵。江戸時代中後期の洋風画を牽引した司馬江漢(1747~1818)は、同地からの富士を好み、多くの類作を残した。本作は人物などの細かな描写も見え、充実した出来栄えを示す。洋画家の須田国太郎旧蔵品。
寛政11年(1799)
駿州矢部の補陀落山(現在の静岡市清水区・鉄舟寺)から望んだ景観を、絹地に描いた油絵。江戸時代中後期の洋風画を牽引した司馬江漢(1747~1818)は、同地からの富士を好み、多くの類作を残した。本作は人物などの細かな描写も見え、充実した出来栄えを示す。洋画家の須田国太郎旧蔵品。