芸術の源泉 三保松原

ジャンルから探すSearch from the Genre

  • 絵図三国第一富士山禅定図

    冨士禅定とは、富士山に登り、悟りに至る修行を指す。富士登山の行程を示した富士登山案内図のひとつで、江戸時代中期以降の作品。画面の左下がスタート地点となり、駿河国より西側の参詣者に対して静岡側からの登山銅を示している。左側に三保松原が描かれている。

    所蔵 / 小山町教育委員会

  • 日本画富士三保松原図屏風

    右隻に駿河湾越しの大きな富士山を望み、左隻には清見関や清見寺、江尻宿などが描かれる。左右隻をつなぐように三保松原が描かれ、先端にひときわ大きく表されるのが羽衣の松であろう。丸みをおびた富士山頂や金雲のわき立つようなリズムが、のびやかな印象を与える。山あいでは桜が満開。春らしいおおらかな画趣が魅力である。

    所蔵 / 静岡県立美術館

  • 日本画富士山図

    富士山を日本平方面から海越しに望み、左に清見寺、右に三保松原を配した富士三保松原図。柔らかな筆墨で表された富士の裾野や、湧き上がる雲など、詩的情趣あふれる清新な表現を見せ、飛翔する鶴、製塩する人など、細部描写にも余念がない。富士山図の名手・狩野探幽(1602~74)の魅力が遺憾なく発揮された、晩年の代表作。

    所蔵 / 静岡県立美術館

  • 日本画能楽図帖(のうがくずちょう)

    演能の様子を伝える絵画資料は、桃山・江戸初期までは名所図屏風のような風景の一部として描かれたり、能舞台や観衆とともに描かれることが多かった。「能楽図帖」は、演能の部分だけを描くようになる「能絵」の最初期の資料と考えられている。松の作リ物を挟み、羽衣を手にする漁夫白龍と天女が描かれる。シテの天女は、鬘帯を付けず、天冠も瓔珞がなく簡素で、現在とはかなり様子が異なっている。

    所蔵 / 国立能楽堂

松原保全に関する文献や書籍のデータベース

松原保全に関する文献や書籍のデータベースです。
松原の保全活用のための研究や活動にお役立てください。
収録している資料はすべてみほしるべで保管しています。